重さ2トン以上もある立派な日本の松を本木に構え、一面ずつ製材していきます。
巾が400mmほどでましたね。
ひっくり返して、タイコ挽きに製材します。
一周まわして、下板から製材します。
下板から製材することで地松のおよその曲がりを把握することができるんですね。
最後に天板を製材して四方挽きにします。
日本の松は多少の曲がりがあるので、天板を挽く際は面をだしすぎないことを念頭に置いて製材しています。
「外側は目詰みの松ちゃんやけど、芯目がそんな細かくないから割ったときにはそれなりに大きな節が登場するやろね。」今の段階で予言しておきます(^▽^)
本木に戻して、割っていきます。
長さ6mの巨大な国産松はグリーン材でもとても堅いのでヤーを2本打ち込みました。
ヤーを打ち込んで隙間をつくらないと帯鋸が止まってしまう恐れがあるからね。
上手に割れました〜♪(モンハン風)
心の中では無事に割れるかいつもドキドキですよ(笑)
一番最後、割れた瞬間に松の木っ端が顔に飛んできて、目をケガした経験もありますしね。
自分が思っていたより木裏の節は大きくなかったです、ラッキー♪
もっとでかいカタカナの ハ のような節合いを予想していたからね。
木取りできる寸法を記載しておきます。
地松の尺5寸(約450mm)の平角材はこのような太くてほぼ直材の原木丸太からしか木取りできないんですね。
平角材がデカすぎて、自動搬送機を回転させても動かないぜ。。。( ̄▽ ̄;)
左側に押せば何とか動きそうな予感。
約700kgの重さやから、さすがにリフトで押しましたね。
無事にリフトの爪の上に移動できたので一安心。
大きさが一際バカでかくてニヤけてきます(笑)
下にある地松材 カネ無地は以前のブログにてご紹介した材です。
割れ止めを塗って、倉庫内にて数年間の自然乾燥により徐々に含水率を下げていきます。
http://jimatsuyama.sblo.jp/article/189434884.html
無節でも赤身が少なかったり、赤身があっても大きな節(枝)があったりですが、ブログ読者の皆さんが思っているよりも日本国内にはまだまだ大きな地松があるんですね(^▽^)
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