以前にお買い上げ頂きました 地松 自然乾燥材の賃挽きをして欲しいとのご依頼を承りました。
まずは1車目お持ち帰り。
続いて、2車目。
弊社工場にてリフトで降ろしていきます。
盤台に載せ、製材機で挽き直しです。
手で持った重さと反り具合、製材音から自然乾燥3年〜6年モノと推測できます。
コチラは2m材です。
大きなヒワレも入らずに美しく乾いているのがわかります。
挽き直した地松製品、もちろん全て天然乾燥材です。
仕上がり寸法より6mmアップで製材挽きしています。
元口(木の根っこの方)からの写真。
末口(木が生えてる上側 枝がいっぱいついてる方)からの写真。
木は枝が伸びながら成長していくのですから、実は節(枝)がない木のほうが不自然だったりします(笑)
無地材や無節材というものは自然界 天然林の世界ではなかなかお目にかかれるようなものではないんですね。
勘のいい読者なら杢目より奈良県産吉野松であることがお分かりになると思います。
赤身が多い地松材ばかりだったので、帯鋸がキンキン鳴ってメチャクチャ堅かったです。
高温(100℃)や中温(60℃〜70℃)乾燥機で7日〜15日程度で無理やり水分と樹脂を外に飛ばした地松材とは強度も長持ちさも全然違う結果になることはもはや説明する必要もないでしょう。
帯鋸をスッと通そうとすると日本の松の堅さ(特に節合い)で帯鋸が振ってしまう(真っ直ぐ製材できない)ので、ユックリユックリと製材することを心掛けました。
総赤身や赤身勝材ばかりです(^▽^)
上にある大きな角材は余った地松材です。
伐り口を見ただけでも長年自然乾燥させてあったことがわかります。
弊社トラックへ積込です。
日本国内で育った 国産松 総赤身材〜赤身勝材 はとても美しいですね( ´艸`)
コチラの地松 天然乾燥材 総赤身材〜赤身勝材は近畿地区の社寺仏閣用材としてご使用頂きます。
弊社の地松 天然乾燥材をお買い上げ頂きまして、心より御礼を申し上げますm(__)m