めっちゃ緑に囲まれてるんやね。
外国人観光客がぎょうさんおりました。
私が一番確認しておきたかったのがコチラです。
数年前に京都御所の休憩所を建てるとのことで地松 化粧梁 20尺 Ф尺2寸口 3本を御見積させて頂きました。
自分の目で確認した結果はコレです。
室内は観光客がたくさん休憩してたので写真撮りませんでしたが、地松の化粧梁なんて何処にも使っておりませんでした。
予算の都合上、設計&樹種が変わったワケですね、納得。
京都御所の休憩所ですらKD材(人工乾燥材)が使われているんかな〜。
これを見てやはり新築、新しい建物は厳しいなと実感するワケです。
弊社に残された道は地松 AD材(天然乾燥材)は世界遺産、重要文化財の復元、復原材料しかないなと。
ベンチに天然乾燥材が使ってあるからって期待させやがって(笑)
予算の都合もわかるけど、色が全然ちゃうからどうせなら三本とも新材に換えてあげて(笑)
キングダムや三国無双っぽい美しい画が撮れました。
ベストショット決められなかったので2枚アップしときます。
橋の反射が美しくて、日本庭園って感じやんね。
京都御所をぐるっと周ってみてね、かなり地松があるねん。
しかし、残念ながら半分くらいは立ち枯れにかかってるねん。
特にこの子は根っこから水分と養分が上にいかずにしんどそうに見えるねん。
コブのせいか苦しいんちゃうやろかって見えるよね・・・。
この子はこうやって一応支えてはいるけど、他の枝もやられよるから可哀想やけど伐ったほうが良いね。
虫がマツノザイセンチュウを運んできて、根っこから水分と養分がいっとらへんのよ。
宮内庁管轄ってことで警察官やガードマンが警備されてたけど、もし参拝客に何かあったら、参観どころではないですよって事務所でお話させて頂きました。
やはり宮内庁管轄ということで簡単には伐採できないそうです・・・。
地松屋としては奈良の法隆寺みたいに1本〜2本が立ち枯れならともかく、これだけ多くの松が立ち枯れになっているのを見ると運悪く参観されていた方が大怪我をされて、日本の木はどうなっているんだ!とマイナスなイメージが定着する前に対策すべきです。
この松はマツノザイセンチュウが入り込んで立ち枯れや言う人が今の世の中どれだけおるんでしょうか?
今の若い子は木に興味を持ってる子が本当に少なくて、木だけでなく、神社仏閣、または日本の歴史、戦争にすら全く興味が無い子の多いこと、言っても仕方のないことですが、これが平成の世の流れですかね。
京都御所ですが現場の方は滋賀県の業者さんであることがわかります(笑)
この日はお休みですが暑い中、現場での作業いつもお疲れ様です。
夕方前でしたが約800番ってことで休日は1000〜1500人の方が参観されているんでしょう。
実は以前に宮内庁京都事務所 宛てで私が御見積書を作成しました。
地松くらい大阪府、京都府、滋賀県でなんぼでも取り扱っていた業者がおったのに取り扱い業者が激減して、今では三重県の業者に見積依頼せなあかんようになったワケですからね。(その他には岡山県、島根県、岩手県)
最終的には宮内庁の課長さんクラスには山崎木材の存在を知って頂いて、光栄であります(笑)
先ほどの立ち枯れの件も含めまして、宮内庁京都事務所にMY名刺を持参してご挨拶させて頂きました。
嬉しいことに京都東山山頂 将軍塚青龍殿と京都 二条城に国産松の復元材料納材のお話をさせて頂きましたところ、京都の観光名所として知名度が高いこともあり、大変驚いてくださいました♪
私が木材業界に入る前やと元請け業者様が竹中工務店、奥村組、清水建設、鹿島建設、大林組、松井建設、高松建設(敬称略 順不同)といったゼネコン様になるとこういったことは絶対に許されない時代でした。
しかし、今は京都 将軍塚 青龍殿は静岡県A工務店様が、京都 二条城は京都府K工務店様が元請け様としてお仕事を請けてくださったおかげで、こうやってHPやブログにてウチなりに宣伝ができるんです。
改めて、元請け様でお仕事を請けてくださった宮大工様を携える2社様に心より感謝を申し上げますm(__)m
弊社の地松 自然乾燥材 天然乾燥材 赤身勝 京都 世界遺産 重要文化財 復元材料にご使用頂きまして、誠にありがとうございます!!