国産松丸太の皮は杉や桧よりも分厚くて堅いので、特注のカッターバーカーを手動操作して皮剥きします。
参考リンク 三重県松阪市 株式会社オオコーチさんの桧丸太皮剥き用のカッターバーカー。
https://www.ookochi.co.jp/ourbusiness/woods/genba/bar
上手に剥けました〜♪(モンハン風)
地松 8m材 1本を皮剥きし終えるのに約20分ほどかかっています。
日本国内で育った松の中では珍しく直材で枝の少ない地松材であることがわかります。
プレカット工法の用材が主流となり、曲り材の売れ行きが年々厳しくなっています。
国産松の曲り材よりもほぼ直材を集材するように変わってきました。
地松 冬伐り生材 グリーン材 赤身勝材 から優先的に皮剥き作業を終えていきます。
分厚い国産松の皮がここまで細かくなります。
日本の松皮と雪景色。
風流どすなぁ( ´艸`)
配達納品やお客様周りで1月の半分は会社にいなかったので、ほぼ皮剥き作業ができませんでした。
http://jimatsuyama.sblo.jp/archives/20220128-1.html
2月は注文製材と配達の合間にこれだけの地松の皮を剥きましたよ〜♪(^▽^)
後は文化財の復元材料で製材した残りの無地〜上小節の自然乾燥材をリフトから荷降ろしして、立てかけておきます。
立てかけてある無地(ムジ)〜上小節(ジョウコ)は伐採から自然乾燥3年〜6年モノなので、手で担ぎ上げることができます。
生材 グリーン材だと水分が抜けていないので、ムチャクチャ重くて腰がやられますね( ̄▽ ̄;)
ご覧の通り、白太には自然乾燥中にアオが入ってしまう地松材もあるので、化粧用材でご使用の場合は赤身勝〜総赤身で木取りすることをオススメ致します。
文化財 保存修理工事や古民家再生 改修工事にて材木をオイルステインや柿渋で黒色〜茶色に塗装仕上げの場合はアオは気にされなくて大丈夫です。